豊田大谷高の元監督 野球部員暴行、有罪確定へ 上告を棄却

[ 2016年8月19日 17:48 ]

 最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は19日までに、指導する野球部の部員を殴ったとして、暴行罪に問われた豊田大谷高(愛知県豊田市)の元監督川上貴史被告(36)の上告を棄却する決定をした。17日付。有罪と認め、罰金2万円とした一、二審判決が確定する。

 一、二審判決によると、川上被告は2013年7月19日、指導に従わなかった部員の顔を平手でたたいたり、頭を殴ったりした。

 被告は「指導上やむを得なかった」と無罪を主張したが、一審名古屋地裁岡崎支部判決は「教育上正当な行為ではない」と退け、二審名古屋高裁も支持した。

 被告は12年夏から監督を務め、起訴後に諭旨免職となった。

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2016年8月19日のニュース