ダル “天敵”から4年ぶり白星 術後最長7回0/3、2失点

[ 2016年8月19日 05:30 ]

アスレチックス戦の7回、クリスプを三振に仕留め、雄たけびを上げるレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ6―2アスレチックス

(8月17日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が17日(日本時間18日)、8連敗中だった天敵アスレチックスから4年ぶりの白星を挙げた。最大のピンチは3―2の7回1死一、三塁。9番打者を空振り三振に仕留めると、初回に先頭打者弾を浴び、過去の対戦打率も・333のクリスプを迎えた。「凄くしつこい打者で三振を取るのが難しいけど、気持ちで上に立てるように」。フルカウントから95マイル(約153キロ)直球で「狙い通り」に空振り三振を奪い、雄叫びを上げた。

 8回先頭打者に二塁打されて降板したが、右肘手術後最長となるマウンドにも上がり「8回までいけたことは、自信になった」。7回0/3で8安打を浴びながらもソロ2本による2失点で今季4勝目(3敗)。16日に30歳となった右腕が、30代初登板を見事に飾った。「肘は元の状態に戻っている」が、他の箇所は満身創痍(そうい)の状態。「今日だって試合前まで大丈夫かなと思うくらい。何とかギリギリでやれている」と明かす。それでも6試合連続クオリティースタート(6回以上、自責3以下)は今季チーム最長タイ。2年連続地区優勝を狙うチームで、確実に存在感は増している。(奥田秀樹通信員)

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2016年8月19日のニュース