メジャーで結果出して前田健太の価値上げる 揺るがぬ決意

[ 2016年1月9日 05:30 ]

ドジャースに入団が決まり、入団会見でデイブ・ロバーツ新監督(左)と笑顔でガッチリ握手を交わす前田健

前田健ドジャース入団会見

 【前田健一問一答】
 ――なぜドジャースを選んだか。

 「自分を評価してくれたし、環境含め、このチームのことも勉強した。いろいろと知った上で、ここで投げたいと思った。ここで勝ってシャンパンファイトがしたい」

 ――背番号は18。

 「18番をつけてから成長できた(広島入団時は34)ので、この番号が自分にとっては凄い大事。ドジャースでもつけられて凄くうれしい」

 ――ド軍は同僚だった黒田が所属した球団。

 「大リーグの話や投球についてはいろいろ相談したりしていた。黒田さんと同じ18番をつけられることは、とても光栄。黒田さんは(エースの)カーショーと仲がいいと聞いているので、よろしく伝えてくださいと、後でメールしておきます」

 ――肘の不安は。

 「不安は全くなく、ゼロです。ドジャースが契約を長きにわたってしてくれ、恩をしっかり結果で返したい」

 ――適応しなければならないことも多いが。

 「13年のWBCで、大リーグのボールもマウンドも球場も経験することができた。(登板間隔についても)日本でも数は少ないが中4日の登板があった。調整方法はしっかり自分の中である」

 ――「マエケン体操」のルーティンがあるが、大リーグはベンチ前での準備運動ができない。

 「ルールに従ってベンチ内で行いたい。(体操は)アメリカの方には知られていないので、できればインターネットで調べてもらえれば」

 ――野茂がデビューした95年は何歳だった?

 「7歳です。トルネード投法をまねしていた。難しかったです」

 ――評価が低かったら、メジャーに来るのをやめていた可能性は。

 「高く評価されるのは選手として喜ばしいが、こっちに来てからが勝負というか、選手の価値が決まる。日本での結果は考えずに、メジャーで結果を出して、前田健太という投手の評価を上げられれば」

 ▼マリナーズ・岩隈(ブログで入団を祝福)マエケンとはエージェントが一緒なのでオフに時間が合えば食事に行く仲。凄く可愛い後輩なので一安心しました。

 ▼巨人・坂本(同じ88年生まれ)一番対戦するのが楽しみだったので、寂しい思いもある。(メジャーへ)行ったからには良い成績を残してほしい。また一緒に、日本代表でプレーしたい。

 ▼日本ハム大谷 ファンの一人として頑張ってほしい。相手を圧倒する投球を見たい。(14年6月4日の広島戦で投げ合ったことを回想し)交流戦で、なかなかない機会。うれしかった。

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2016年1月9日のニュース