長嶋さん打つ!?1・11名球会フェスで“伝説の名勝負”再び

[ 2015年12月31日 05:38 ]

昨年7月4日、球団創設80周年記念セレモニーで打席に立った長嶋氏

 日本プロ野球名球会が来年1月11日にヤフオクドームで行う「名球会ベースボールフェスティバル2016」で、長嶋茂雄顧問(79、巨人終身名誉監督)の打席が検討されていることが30日、分かった。王貞治顧問(75)とともに、ONの対戦相手には江夏豊氏(67)らの名前が挙がる。セ・パに分かれた対抗試合で「平成の名勝負」と呼ばれた野茂英雄氏(47)と清原和博氏(48)の対決なども再現されるかもしれない。また、阪神の金本知憲新監督(47)とソフトバンクの工藤公康監督(52)が指揮を執る見込みで監督対決にも注目が集まる。

 関係者によると、長嶋氏は「必ずこのイベントを成功させよう」と並々ならぬ決意を示しているという。少年少女の野球人口の拡大、そして2020年東京五輪に向け、野球界を盛り上げようとレジェンドたちが総決起する一日限りの競演。山本浩二理事長は「長嶋さんの体調面を確認した上で、打席に立っていただけるなら、素晴らしいシーンになる」と夢対決実現へ思いをはせた。

 メーンイベントとして行われる対抗試合は会員がセ・パに分かれて7イニング制で行われる。目玉は3回と5回に設けられる「夢対決イニング」だ。この時はセもパも関係ない。長嶋氏だけでなく、王氏も「プランとしてはどんなことも考えられる。その時のコンディションで、できる限りのことをしたい」と意気込む。ONが同一イベントで打席に立つとなれば、歴史に残るシーンとなる。

 対戦相手については今後検討するが、山本理事長は「名対決の復活も含め、世代を超えたファンに楽しんでもらいたい」と話し、候補として江夏豊氏や山田久志氏の名前を挙げた。江夏氏は401奪三振のシーズン最多記録を樹立した68年、新記録となる354個目の三振をONから取ると公言し、王氏を三振に斬った伝説がある。実現すれば、数十年の時を経た再戦となる。

 長嶋氏は13年5月5日に行われた国民栄誉賞授与式(東京ドーム)での始球式で04年3月に脳梗塞で倒れてから初めて打席に立った。昨年7月4日の巨人―中日(同)の試合前セレモニーでは400勝投手の金田正一氏を相手に1打席対決したが、遊ゴロに終わり「もっとしっかり(球を)捉えたかった」と悔しがった。今も右手を添えてバットやゴルフスイングを行うなど、日々トレーニングを欠かさないという。80年を超えるプロ野球の歴史をつくったレジェンドの競演。清原和博氏と野茂英雄氏の「平成の名勝負」復活など、夢は膨らむ。

 「試合では総監督とは別に、現役の監督に、監督として指揮をお願いしようと思う」と山本理事長。セは阪神の金本新監督、パは工藤監督が指揮を執る予定だ。今オフに就任した金本監督にとって“初采配”の場。今季、日本一へ導いた工藤監督との対決も彩りを添える。金本監督の「代打・長嶋!」とコールする瞬間など、世代を超えたファンに応える演出が期待できそうだ。

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