阪神 韓国No.1左腕調査へ 担当者派遣、来オフ獲得視野に本腰

[ 2015年12月31日 06:45 ]

韓国KIAのヤン・ヒョンジョン

 阪神が来オフの補強に向け、韓国No.1左腕のヤン・ヒョンジョン投手(27=KIA)を本格調査することが30日、分かった。今季15勝を挙げ韓国プロ野球で通算77勝の男は順調なら2016年オフにFAとなる。

 日米での争奪戦も考えられるが、先発ローテーションの一角を担える逸材として、阪神も動向を注視していく。

 「韓国には先発で良いピッチャーがいるから、(来季のシーズン中に)韓国に担当者を派遣することになるだろう」

 球団関係者は個人名こそ口にしなかったが、ヤン・ヒョンジョンを指していることは容易に想像がつく。最速152キロ直球とキレ味抜群のスライダー、チェンジアップを武器に14年の16勝をはじめ4度の2ケタ勝利を記録。韓国球界関係者も「韓国球界にいる左腕で、実力は間違いなく一番」と話す。

 ヤン・ヒョンジョンは昨オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指したが、KIA側が入札額を不服として拒否。その際、日本球界への移籍を希望しているという情報をキャッチし、阪神も調査した過去がある。呉昇桓(オ・スンファン)が活躍できる環境を整えたように韓国人選手を受け入れる態勢は万全。ヤン・ヒョンジョンは左腕王国形成に向け、重要なピースとなりそうだ。

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2015年12月31日のニュース