日本生命 大会史上30本目満弾で8強 2番福富送りバントもキッチリ

[ 2015年11月7日 05:30 ]

<JR東日本・日本生命>4回、日本生命・福富(中央)が満塁本塁打を放ちナインとハイタッチ

スポニチ後援第41回社会人野球日本選手権第8日・2回戦 日本生命11―1JR東日本

(11月6日 京セラドーム)
 2回戦3試合が行われた。今夏の都市対抗優勝の日本生命は福富裕外野手(25)が満塁本塁打を放つなど13安打の猛攻を見せ、JR東日本に11―1で7回コールド勝ち。準々決勝に進出し、史上3チーム目の「夏秋連覇」へ前進した。伯和ビクトリーズは三菱重工神戸・高砂を、NTT西日本は三菱重工広島を下し、それぞれ8強入りした。

 日本生命の2番・福富が1―0の4回に大会史上30本目となる満塁本塁打を放ち、試合を決定づけた。2ストライク、さらにチェンジアップに泳がされたが、左翼席へ叩き込んだ。2回に同じ1死満塁で遊ゴロ併殺打に倒れていたが「終わったことを考えても仕方ない。何とか1点と思っていた」と振り返った。

 自身の理論への固執を振り払い、周囲の意見に耳を傾けてから打撃が向上したという。初回には無死一塁から送りバントを決め、4番・高橋の先制打を呼び込んだ。連日、練習の最後に野手全員でバントし、1人でも失敗したら最初からやり直し。前日も「45分くらいかかった」という成果に胸を張った。13安打11得点。強豪のJR東日本の投手陣を打ち崩し、今夏の都市対抗に続く全国制覇を目指す十河章浩監督は「全く予想に反したスコア。福富の一発で乗っていけた」と喜んだ。

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