守りの野球“崩壊”…中日 45年ぶり3年連続負け越し

[ 2015年9月11日 05:30 ]

<広・中>5回無死一、三塁、ジョンソンのバントで敵失の間に三走・田中が生還。捕手・杉山

セ・リーグ 中日2-4広島

(9月10日 マツダ)
 中日・谷繁兼任監督の言葉が全てを物語っていた。「今年、チームが苦しんでいるモノが全て出た」。軽率なミス、不安定な救援陣。今季を象徴する敗戦で1968~70年以来45年ぶりの3年連続負け越しが決定した。

 0―0の5回無死一、三塁。ジョンソンの投前バントを二塁で封殺しながら捕球したエルナンデスがボールを握り直す際に落球。緩慢な処理の間に三塁走者・田中に本塁を突かれた。8回には2番手・又吉が制球難から3失点。8回に杉山のチーム初安打となる左前2点適時打で逆転した直後だけに「あの1イニングだけでぶち壊した」とうなだれた。

 失策数「87」は12球団ワースト。9回に2点差を守り切れなかった前日9日同様、救援陣もピリッとしない。守りの野球を掲げる中日の姿は、どこにもいなかった。

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2015年9月11日のニュース