マー君　次回登板は中４日　14日ブルージェイズ戦確実に

＜ヤンキース・オリオールズ＞試合前、スポンサーのマスコットと握手を交わす田中

ア・リーグ ヤンキース３―５オリオールズ

（9月9日 ニューヨーク）
　ヤンキース・田中将大投手（２６）の次回登板が中４日で１３日（日本時間１４日）のブルージェイズ戦となることが９日（同１０日）、確実になった。

　１４勝右腕イオバルディの離脱で不透明だった田中の次回登板。この日のオ軍戦後、ジョー・ジラルディ監督は「まだ決めていない」としたが、再び先発に回るウォーレンは１４日（同１５日）か１５日（同１６日）と説明。それまでは現在の先発５人で回ることになり、田中の１３日の先発が確定的になった。

　同日はア・リーグ東地区首位のブ軍４連戦の４戦目。この日はお互い敗れて１・５ゲーム差のままだが、逆転優勝へ重要な戦いになる。地元メディアからも８日に８回１失点と好投した田中待望論が続出。試合前の監督会見では「数日の試合結果を見て決めるつもりか？」など、田中起用を決断しない姿勢に厳しい質問が飛んだ。

　この日、田中はキャッチボールなどに加え打撃練習もし、約２０スイングで１本を左翼席へ運んだ。初の本拠地での柵越えに「ファースト・ヤンキースタジアム・ホームラン！」と笑った田中にチームの命運が託された。　（ニューヨーク・春川　英樹）