決死ダイブも…大谷「力不足」7失点 ソフトB戦だけ防御率6点台

[ 2015年9月11日 05:30 ]

<日・ソ>6回無死一、二塁、中村晃の送りバントが小フライとなりダイブも捕球できなかった大谷

パ・リーグ 日本ハム3-7ソフトバンク

(9月10日 札幌D)
 日本ハムは7失点のメンドーサ、9失点の吉川をなぞるように、大谷までが強力打線に屈した。6回0/3で7失点の右腕は「きょうに関しては力不足」と声を落とした。

 決死のプレーも実らなかった。同点とした直後の6回無死一、二塁に中村晃が試みた送りバントが小フライになると、「捕れる範囲の打球だった」と頭から飛び込んだ。捕球はできず、すぐに投げた三塁もセーフ。内野安打で満塁と傷口を広げ、今宮に決勝の2点打を浴びた。ダイブの影響があったのか、7回、柳田に2ランを浴びる直前には厚沢投手コーチらがマウンドで体の状態を確認する一幕も。大事には至らなかったが、残した結果は無残なものだった。

 ソフトバンク戦は3試合続けて5失点以上。シーズンを通じて2・44の防御率が、このカードだけは6・58に跳ね上がる。「自分がしっかり投げるべきところで投げていない」。11月に国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンで、小久保監督からは地元札幌で行われる開幕韓国戦の先発投手候補に広島・前田健とともに挙げられた。その前に、CSに進めば避けては通れないソフトバンク打倒のテーマが立ちはだかる。 (柳原 直之)

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