エルドレッド「健康で」エール弾 夫人は第3子出産で8日離日へ

[ 2015年6月8日 06:31 ]

<広・楽>6回無死一塁、エルドレッド(右)は左越えに勝ち越し2ランを放ちナインとともに敬礼ポーズ

交流戦 広島3-1楽天

(6月7日 マツダ)
 昨季の本塁打王が豪快な一発で決着をつけた。1―1の6回無死一塁、則本の直球を捉えた広島・エルドレッドの打球は、左翼後方の2階コンコースに落下した。飛距離130メートルの決勝4号2ランに「非常に良い当たりだった。十分な飛距離だったね」と胸を張った。

 負ければ2連敗で、逆転優勝の前例がない借金9。5日は黒田が7回無失点で、この日は主砲が11試合ぶりのアーチで崖っ縁のチームを救った。

 スタンドでは7月末に第3子を出産予定のシンシア夫人と2人の愛娘が見守っていた。「女の子だけど、健康で生まれてきてくれたらうれしい」。8日に離日する夫人へのエールの一発にもなった。右膝手術で出遅れ、今季初出場は5月22日。本塁打トップのヤクルト・畠山とは12本差だが「追いついて本塁打王を獲れるようにしたい」と、今季初のお立ち台で2年連続のキング宣言も飛び出した。

 ▼広島・丸(打撃不振で13年10月3日の中日戦以来のスタメン落ち。7回2死満塁で代打出場も三ゴロ)悔しいというよりも結果が出ていなかったので、ああいう形になった。とはいえ、下を向く必要はない。

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