鳥谷「おじさんが目立っても」 和田監督絶賛のキャプテンシー

[ 2015年2月2日 05:30 ]

練習中に笑顔を見せる(左から)上本、大和、鳥谷、福留

 貫禄たっぷりだった。悩み抜いた末に決断した虎人生。プロ12年目を迎えた阪神・鳥谷がタテジマ姿でグラウンドを駆け回った。若手の調整ぶりが期待された初日。しかし、その首脳陣の思惑をキャプテンが裏切った。

 「おじさんが目立っても仕方ない。どこで目立ったのか。監督に聞いて。のんびりやらせてもらいますよ。僕が目立つのは良くない。若い選手がどんどん目立たないと」

 若手の奮起を促した。しかし、それほど鳥谷自身の調整は進んでいるということだ。オフの騒動を考えれば、別メニュー調整が許されても問題ない立場だが、若手とともに全体メニューを難なく消化。フリー打撃でも121スイング中、7本のサク越えを放つなど力強い打球を連発した。全体練習後は室内練習場に直行して約1時間も特打を敢行した。

 「キャプテンとしてチームを引っ張ろうとする気持ちがより一層、強くなったと思う。“まだまだ若手に負けないぞ”というのを感じた」

 和田監督が名指しで鳥谷の調整ぶりを高評価した。今オフは海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を表明した。しかし年を越した1月上旬まで悩んだ末に、残留を決断。心が揺れ動く中でもトレーニングは欠かさなかったのは、初日の動きを見れば一目瞭然だった。

 「悩んだ結果の1年になるし、いいシーズンにしたい。優勝できれば、(残留して良かったという)思いも強くなると思う」

 プロ2年目の05年から現在まで、1466試合連続出場を継続中。チームとしての30年ぶりの日本一に全力を注ぐ。「(期待を)裏切らないように良いプレーをしたい」。鳥谷が残ったことで、今年こその期待値は上がった。

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