DeNAドラ1山崎康を他球団007警戒「右打者は恐怖心がある」

[ 2015年2月2日 05:30 ]

ブルペンで投げ込むルーキーの山崎康

 DeNAのドラフト1位・山崎康(亜大)が投球の常識を覆す極端な「インステップ投法」で他球団007の度肝を抜いた。

 キャンプ初日にブルペン入りしてツーシーム、スライダー、カーブ、ナックルと多彩な球種を織り交ぜて72球の投げ込み。軸足と本塁を結んだ線上から4足以上も三塁側に左足を踏み込む独特の投法に、巨人・中里スコアラーは「あんなインステップはあまり見ない。ただ腕がきっちり上がっているので指に掛かったら良い球がいく。右打者は恐怖心があるのでは」と警戒を強めた。

 小学校1年から野球を始めて以来身に付いていた。肩や腰への負担を考慮し、指導者からインステップの矯正を勧められたが、「今まで故障したことがないし、右足を真っすぐ踏み込むと上体が開く感覚でしっくりこない」と断念した。

 投球を見守った中畑監督も後ろから何度も踏み込んだ左足の位置を確認。「足の使い方が(他の投手とは)違う。でも力のある球を放ってるよ」と独特のフォームを尊重した。「監督には“自分のスタイルでやれ”と言われたので貫きたい」と山崎康。プロでも個性的なインステップで勝負する。

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