江夏チルドレン1号は左腕コンビ、榎田&岩貞

[ 2015年2月2日 05:30 ]

(左から)榎田、岩貞を見つめる江夏臨時コーチ

 「レジェンド左腕」が若手左腕の強化に着手する。今キャンプで臨時投手コーチを務める江夏豊氏(66)が1日、初指導に臨んだ。

 「2月1日から始動したのは何十年ぶりかな。阪神は昭和50年以来だな」。40年ぶりに猛虎の“一員”として、球界の正月を迎えた同氏。中西投手コーチから「榎田と岩貞を見てもらえないですか?」と打診を受け、「左腕王国」の建設にひと肌脱ぐ。

 最初から最後まで、ブルペン投球を見守った。「今の時代は左が貴重。打者に左が多いから」と左腕の重要性を説いた上で、中西コーチから強化を託された左腕2人について「チーム状態として(2人が先発)5~6人目に入れたらいいんじゃないか。榎田君も先発・中継ぎでそれなりの経験を積んでいる」と話した。この日は榎田に左肘患部のトレーニングの必要性を説き、岩貞にも直球が最大の武器になることをアドバイス。一人でも多くの“江夏チルドレン”を育て上げる。

 ▼阪神・榎田 自主トレ期間含めて、きょうのブルペンが一番良くなかったので悔しい。技術というより、左肘を手術してるので、リハビリやトレーニングで繰り返さないようにと言われました。

 ▼阪神・岩貞 スライダーが得意と言うけど、それを生かすのもストレートだと。それができれば変化球も腕が振れてくると言っていただいた。アドバイスを頂けたのは光栄なことです。

 ▼阪神・島本 きょうはあいさつをしただけでした。せっかくのチャンスなので、何かつかめるようにしたい。

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