由規 オープン戦開幕復活だ!真中監督初陣、22日ハム戦先発有力

[ 2015年2月2日 05:30 ]

小川(後方)、八木らと並んで投球練習をする由規(中央)

 右肩手術から4年ぶりの1軍登板を目指すヤクルト・由規が、22日の日本ハムとのオープン戦初戦(浦添)に先発することが有力となった。2年連続最下位からの巻き返しへスタートを切る真中新監督の「初陣」のマウンドは、復活が待たれる161キロ腕が担う。

 1軍の春季キャンプに参加するのも3年ぶり。ブルペンでは真中監督や球団幹部が見守る中、「緊張して動きが硬くなった」と言いながらも、由規らしい力感あるフォームで56球を投げ込んだ。試運転の段階。それでも初めて球を受けた巨人から移籍の井野を「145キロくらい出ていたのでは」とうならせた。由規は「ケガする前よりいい状態。1軍で気持ちは高ぶっているし、こういう雰囲気の中で投げるのはいい」と充実の汗を拭った。

 復活に向けて首脳陣も背中を押す。高津投手コーチは「ゆっくりでもなく慌てすぎるのでもなく、スケジュール通りに進めることが大事」と話した。昨年6月14日に2軍戦で2年ぶりの実戦登板を果たしたが、8月には再び右肩の張りを訴えマウンドから遠ざかり、秋季キャンプ中の11月に実戦復帰を果たした。

 今キャンプでは第1クールは最低3度ブルペン入りを予定。順調なら13日に打撃投手を務め、22日のオープン戦開幕投手へと進んでいく。「実戦1試合目から自分の投球ができればいい。アピールして開幕を1軍で迎えられるように頑張りたい」。由規は焦らず、確実に段階を踏んで復活ロードを歩んでいく。

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