有原 異例「エース待遇」 故障明け…キャンプでの実戦免除

[ 2015年1月11日 05:30 ]

ノックを受ける有原

 日本ハムのドラフト1位・有原(早大)が、新人ながら「エース待遇」を手にした。千葉・鎌ケ谷スタジアムで新人合同自主トレが始まり、昨秋に右肘を痛めた最速156キロ右腕は「状態は3、4割。気温も低いので、短い距離から延ばしていこうと思っている」と他の新人が50メートル間のキャッチボールを行う中、1人だけ約20メートルの距離。

 今後も慎重な調整が求められる右腕に対し、同日に鎌ケ谷で行われたスタッフ会議で春季キャンプ2軍スタートの方向性が確認されると同時に、栗山監督は「力があるし、能力も高い。3月中旬から(オープン戦に)1、2試合投げられれば(開幕に)間に合う」との育成方針を明かした。

 新人としては極めて異例だ。早大の先輩・斎藤以来となる大卒ドラフト1位投手。その斎藤もキャンプでの紅白戦を含め開幕までに6試合登板した。これまでチームの新人は2月中旬の紅白戦で「顔見せ」も兼ねて実戦デビューを飾るのが通例だが、有原に関してはキャンプ中の実戦は免除。自身も「ベストでない状態で故障するのは良くないので自分のペースでやりたい」と焦りはなかった。 

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