“世紀の死闘”に観客増!土砂災害広島から家族も駆け付けた

[ 2014年8月31日 05:30 ]

<崇徳・中京>延長45回2死二塁、崇徳の高瀬(手前右)が三振に倒れ、またまたサスペンデットゲームに

第59回全国高校軟式野球選手権大会準決勝 崇徳0―0中京

(8月30日 明石トーカロ球場)
 互いに一歩も引かない熱戦を一目見ようと、スタンドには前日より多くの観客が詰めかけた。

 崇徳ナインと応援するスタンドは土砂災害の犠牲者のためにも負けられない。土石流で大きな被害を受けた広島市安佐南区に住む捕手の沖西佑太は自宅は被災しなかったものの、同区八木地区のいとこらが一時、身を寄せた。「野球ができるという当たり前だと思っていたことが、実は幸せだと気付いた」と振り返った。また、45回617球を投げた安佐南区の石岡の兄、史亘さん(26)は仕事を休み、地元から車で駆け付けた。「電話で“疲れた”と話していたので心配。でも、悔いのない投球を」と話した。

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