まさかまさか…最後はサヨナラ勝ち 中畑監督「本当に野球っていいですね」

[ 2014年8月5日 23:10 ]

<D・巨>サヨナラ打を放った桑原(左)に笑顔のDeNA・中畑監督

セ・リーグ DeNA7―6巨人

(8月5日 新潟)
 5点先行して楽勝ムードが一転、8、9回の2イニングで追いつかれ、1点を追う延長11回は2死から追いつき、引き分け直前の12回にプロ3年目・桑原のサヨナラ打。めまぐるしい試合展開にDeNAの中畑監督は「野球の怖さと喜びと感動、全部味わったゲームでした」と興奮気味に振り返った。

 8回に3点を返されそれでもまだ2点リードの9回は、2死を簡単にとってから適時打と押し出しで同点に追いつかれるまさかの展開。11回表には坂本に一発を浴び万事休すかと思いきや、その裏無死満塁と一気にサヨナラを狙える好機を作りながら、2死から内野安打で辛うじて同点。負けがなくなった12回1死一、二塁、プロ通算13安打の桑原が放ったこの日5本目の安打がサヨナラ打となった。

 まさかまさかの展開だらけに指揮官は「本当にねえ、野球は怖いね。でも最後の最後にすごい感動を与えていただきましたね。今年最高の野球ができました」と終わってみれば白星にニッコリ。「本当に野球っていいですね」。往年の水野晴郎さんのようなコメントを残し勝利監督インタビューを締めくくった。

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