マー君 キャッチボール再開「第一歩かな」と25球

[ 2014年8月5日 07:22 ]

右肘の故障後初めてのキャッチボールを行い、報道陣の質問に答えるヤンキース・田中将

 右肘のじん帯部分断裂のため、7月9日から故障者リスト(DL)入りしているヤンキース・田中将大投手(25)が、4日(日本時間5日)にキャッチボールを再開した。

 25球のキャッチボールを行った田中は、柔らかな表情で「一つステップアップはできた、ということでホッとしています。第一歩かな、と思います」と語った。

 報道陣には公開されなかったが、球団によるとタイガース戦前に、ロスチャイルド投手コーチを相手に距離は約5メートルから始まり、最長20メートルで約25球を投げ、計50球だった。

 ジョー・ジラルディ監督によると、1日にチームドクターの診察を受けた田中が「(患部の状態は)いい感じだ」と伝え、GOサインが出たという。田中自身も「投げる前はワクワクしていましたし、実際に久しぶりにボールを投げられたので、いい時間が過ごせたな、と思っています」と久しぶりの感覚を楽しんだ様子。

 ジラルディ監督は「明るい日だ」としながらも「道のりはまだ長い」と話し、5日(日本時間6日)にも距離を延ばし、強度を上げてキャッチボールを行う計画を明かした。

 復帰までの具体的なプランとして「60フィート(約18・3メートル)のキャッチボールから始まり、90フィート(約27・4メートル)、120フィート(約36・6メートル)と距離を伸ばしてから平地で投球練習。それからブルペンに入り、マイナーでの調整登板になる」とし、メジャー復帰は今月下旬から9月上旬となる見通しという。だが、復帰へのプランを聞かれた田中は「普通に、のんびりやらせてください」と語っていた。

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