楽天女子が急増 ファンクラブ会員初10万人突破

[ 2014年8月5日 09:05 ]

楽天ファンの女の子

 楽天のファンクラブ会員数が7月に史上初の10万人を突破し、女性会員が激増していることが4日、分かった。「Eガール」、「ワシワシ娘(むすめ)」などの呼称が定着すれば、さらに会員数が伸びる可能性もある。

 球団関係者も「これからも女性向けのファンサービスにも力を入れていきたい」と期待する。球団初優勝を飾った昨年は約8万3000人だった会員数が早くも10万人を突破。特に「レディースクラブ」に加入している女性会員が、7月末の時点で昨年の同時期から63%増の2万4551人だ。球場でも若い女性ファンが激増。銀次も「増えてるのは僕らも感じます」と言う。

 球団は数年前から女性限定のサービスにも力を入れ、今季も「女子トクシート」や選手がその席に顔を向ける「こっち向いてシート」も好評だった。今季チケット完売回数は昨年の11回を超える14回。最下位に低迷する星野監督も「うちの営業は日本一」と感謝する。

 楽天は巨人のように日本人選手は原則として黒髪短髪でヒゲも禁止。嶋や藤田をはじめ、若手では則本、辛島、岡島ら「男らしいイケメン」が多い。会員増加に伴い今後は、県外の女性ファン限定の球場内見学ツアーや、女子高生向けの企画なども検討されている。

 ▽主な球団の女性ファンの呼称 最も有名なのは広島ファンの「カープ女子」。前田健、堂林、野村ら若手イケメン選手が多く在籍していることに加え、昨季、チームが16年ぶりにAクラス入りしたことも重なりカープ女子が急増。真っ赤なユニホーム姿で応援するカープ女子が本拠地・マツダスタジアムだけでなく東京ドームや神宮など関東の球場でも多数見られるようになった。その他、オリックスを応援する「オリ姫」や最近はDeNAの女性ファンを「ハマっ娘」と呼ぶこともある。

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