現在パ打率10傑に7人!ソフトB打線はつながりやすさNo.1

[ 2014年8月5日 08:15 ]

ソフトバンクの内川

 ソフトバンクの打者がパ・リーグの打率ランキングを席巻している。4日現在、打率10傑入りは実に7人。どこからでも安打が飛び出す切れ目のない打線を軸に、3年ぶりのリーグ優勝奪回を目指す。

 パの打率ランキングで目に付くのが、上位にひしめくソフトバンク勢だ。10傑には2位の内川から7位の李大浩(イ・デホ)まで6人、さらに10位には本多と計7人がランクインしている。過去に同一球団の打者でシーズン打率10傑入りした最多は、41年巨人の6人。2リーグ制が導入された50年以降では、03年ダイエーなどの5人となっており、ソフトバンクの打者が今季何人占めるか興味深い。

 もっとも6位の松田は右手人さし指の骨折で戦線離脱中。5日にもランキングから消えてしまう。加えて10位の本多も2日の日本ハム戦で左手薬指を骨折しており、さらに一角が崩れる可能性が出てきた。

 それにしても、同一球団の打者がこれだけ一連で続くのは珍しい。過去には41年巨人(1~4位)、72年中日(26~29位)、93年ヤクルト(6~9位)、02年近鉄(17~20位)と4チームの4人が最多。5人以上ならプロ野球初のケースになる。

 打撃内容では今季のソフトバンクは安打もよくつながる。パ各球団の1イニング3者以上の連続安打を出すとソフトバンクは最多の43度。次いで多い楽天は33度で、首位争いをしているオリックスは21度とソフトバンクの半分にも満たない。畳み掛ける打線は、他球団を圧倒している。

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2014年8月5日のニュース