阿部 復調兆し「今季1号」 主砲口火に打線17安打10得点

[ 2014年3月8日 05:30 ]

<オ・巨>4回1死一塁、阿部は右越え2ランを放つ

オープン戦 巨人10―6オリックス

(3月7日 京セラD)
 吹っ切れたように振り抜いた。4回1死一塁。巨人・阿部は3ボールでも迷わず、マエストリの145キロ直球を打った。打球は弾丸ライナーで右翼2階席下のフェンスに直撃。強烈な「今季1号」に「いろんなことを試している中で1本出てよかった」と振り返った。

 3―0で迎えた2回の第2打席は2死二、三塁の好機で井川の直球を右前へ運び、4点目の適時打。原監督は「2打席目のライト前。あれぐらいボールにパワーが伝わらないと。非常に良かったです」とうなずいた。

 今季実戦初出場した2月22日DeNA戦(沖縄セルラー)で左ふくらはぎを負傷。1日に実戦復帰も安打が出ない。トップの位置が定まらず、原監督にも指導を受けて体の開きが早いことを指摘された。

 4日の日本ハム戦(札幌ドーム)でオープン戦9打席目にして初安打をマークし、この日は2安打3打点と大当たり。主砲のバットに触発された打線はいずれもオープン戦最多の17安打10得点と爆発した。復調の兆しをみせた阿部は「これからも試行錯誤する中で開幕に合わせたい」と表情を引き締めた。

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