佐世保実前監督が不服申し立て、学校側報告書に抗議

[ 2013年11月9日 06:00 ]

 春夏通じて6度の甲子園出場を誇る佐世保実(長崎)の清水央彦前監督(42)は8日、昨年8月に3年の元部員が1年部員を暴行した問題で、事実と違う学校側の調査報告書を基に10月11日に無期謹慎処分を受けたとして、処分を決めた日本学生野球協会に対し不服申し立てをした。

 学校側は10月に問題が発覚した際、清水前監督が1年部員の退部を思いとどまらせるため元部員に「殴ってでも退部を考え直させろ」と指示したと説明していた。これに対し、清水前監督は「“何とかして説得しろ”と指示しただけ」と反論した。また、学校側は1年部員が暴行で顎を骨折したことについて、清水前監督が「練習中の事故」と虚偽報告していたと説明。これに対し、清水前監督は「1年部員と母親が公にしないよう持ち掛けたので、受け入れた」としている。

 協会は今後、不服審査委員会を開き処分を変更するかどうか審査する。内藤雅之事務局長は「初めてのケースではない。規則に従って手続きを進める」とした。

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2013年11月9日のニュース