星野監督 若手主体もアジアV“厳命”「勝ちにいく」

[ 2013年11月9日 06:00 ]

故郷の倉敷のファンから熱烈な歓迎を受ける楽天・星野監督

 楽天は8日、岡山・倉敷のマスカットスタジアムでアジアシリーズ(15日から台湾・台中)に向けた直前合宿をスタート。星野監督は若手中心メンバーで臨む国際大会で「若い選手が国際試合を意識して経験し、何をつかんでくれるか。このメンバーで勝ちにいく」とアジア制覇を厳命した。

 球場には昨秋キャンプ初日の約500人の4倍、約2000人のファンが訪れて完全に祝福ムード。しかし、シリーズ第7戦の3日以来ユニホームに袖を通した星野監督は闘将の顔に戻っていた。約4時間の練習では、アップ後に外野で投手陣を集めて約10分にわたって訓示。「毎日、テーマを持ってグラウンドに来い。そういうものがまだ足りない」と熱く語った。大黒柱・田中がメジャー移籍濃厚で、来季の連覇には若手投手の成長が不可欠。その試金石となるのがアジアシリーズだけに、あえて勝利を義務づけた。

 シリーズ第5戦で死球を受けた左ふくらはぎが完治してない藤田も「いけと言われたらいく」とフリー打撃だけの調整ながらも意欲的。若い星野チルドレンたちがアジアNo・1奪取に狙いを定めた。

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