金子14勝 マー君に13個差で奪三振王確実!

[ 2013年10月7日 06:00 ]

<ロ・オ>7回を1失点に抑えた金子千

パ・リーグ オリックス3―1ロッテ

(10月6日 QVC)
 ロッテ打線の早打ちに助けられ、オリックスの金子は涼しい顔でマウンドを降りた。7回1失点。打たせて取る金子本来の投球だ。おかげで奪三振数はわずかに3つ。タイトル争いをする田中(楽天)との差を大きく広げたかったが、いかにも金子らしくクールに振り返った。

 「そもそも、タイトルを獲りたいとは思っていないです。獲れればOKだけど、獲れないからといって特別な思いはない」。初回の無死満塁のピンチを1失点でしのぎ、14勝目をゲットしたことで満足した。それでも、田中との差を13に広げて、タイトルはほぼ当確。6勝14敗1分けと大きく負け越している楽天に、一矢報いるタイトル奪取となりそうだ。

 勝利数、防御率からはじまり、月間MVPなど投手部門のタイトルは田中が総ナメ状態。パ・リーグの最優秀選手賞もほぼ確定の中で、奪三振だけは金子が死守した。森脇監督も「金子には、いろんなストレスがかかったが、よく耐えた」と絶賛。両リーグ通じてトップの完投数10に比べて、完投負けが6度。打線の援護がない中で、耐え忍んだからこそのタイトルでもある。

 次回登板は12か13日の楽天戦(Kスタ宮城)。CSファーストステージと同日に行われる屈辱の消化試合だ。楽天は、17日開幕のCSファイナルステージに向けた調整のため本気で来るだろうが、金子は意地でも立ちはだかる。 

 ▼オリックス・森脇監督 最後の千葉で勝ち切れたのが大きい。5位確定?そのことは、シーズンが終わってからコメントします。

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2013年10月7日のニュース