大谷「悔しいまま終わった」来季は投手重視へ

[ 2013年10月7日 06:00 ]

<日・西>試合後、サインボールを投げ込む大谷

パ・リーグ 日本ハム3―4西武

(10月6日 札幌D)
 二刀流でのプロ1年目を終えた日本ハムの大谷は「凄くあっという間でした」と振り返った。
【試合結果】

 投手として3勝0敗、防御率4・23、野手としては打率・238。この日は「7番・右翼」で先発出場し、4回1死満塁から左邪飛で2点目をもぎ取るも、3打数無安打に終わり「変に打って満足するよりは、悔しいまま終わった方が来年につながる」と悔しさを押し殺した。

 開幕戦で先発出場も、右足首の捻挫で約3週間の離脱も経験した。「思い通りにいかなかったりしたけど、レベルが高い中でやらせてもらって凄くいい経験になった。使ってもらって感謝したい」と大谷。自身の課題については「気持ちの持っていき方が難しい。一試合一試合全力で、シーズンを通して集中力を保つ難しさを感じた」と精神面を挙げた。

 2日間のオフを挟み、9日からは宮崎で行われるフェニックス・リーグに参加。投手に重きを置く予定の来季に向けて、今シーズン中は行わなかった中6日での先発テストも予定されている。ルーキーイヤーに満足感はない。「上のレベルに行くために、もっと頑張るだけ」と視線はもう来季を向いていた。

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2013年10月7日のニュース