おかわり6日緊急昇格 2軍調整3試合でぶっつけ本番

[ 2013年9月6日 06:00 ]

 昨年10月に左膝を手術し、2軍調整中だった西武の中村剛也内野手(30)が、6日のロッテ戦(QVCマリン)から緊急昇格することが5日、分かった。1年ぶりの1軍復帰となる。関係者の話によると、この日の楽天戦(Kスタ宮城)が雨天中止となり、首脳陣が協議した上で、最終判断したもようだ。

 中村は8月16日のイースタン・リーグ、DeNA戦(横須賀)で実戦復帰。左膝はベースランニングも支障がない状態まで回復したが、翌17日に左肩に違和感を覚えた。再復帰した3日の同リーグ、DeNA戦(西武ドーム)でも3回に左中間本塁打を放ったが、5回の打席でファウルを打った際に再び左肩を痛めて交代した。本人は「(状態は)普通です」としたが、2軍での試合出場はわずか3試合。不安を抱えたままの昇格となる。

 渡辺監督は「本人がいけると言えば(1軍に)上げる。無理はさせられない」と話してきた。だが、チームは最近7戦で1・4得点と深刻な得点力不足にあえぐ。今季ワーストタイの借金1で4位で、3位のソフトバンクとは2・5ゲーム差。CS進出へ、過去5年で4度の本塁打王となった中村の打撃力に頼らざるを得ない状況だ。当日の状態を見た上で、先発か代打出場かが判断されるが、巻き返しのキーマンとなるのは間違いない。

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2013年9月6日のニュース