バレ新記録デモ場外弾3発 快挙達成の「予行演習」

[ 2013年9月6日 06:00 ]

ナゴヤ球場でティー打撃を行うヤクルト・バレンティン

 55本塁打の日本記録まであと3本に迫るバレンティンが、6日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)を前に快挙達成の「予行演習」を行った。ナゴヤ球場でのフリー打撃。4球目をスコアボードに直撃させると、8球目は左中間の防球ネットを越え、後方にある工場の屋根にぶち当てた。

 「いいスイングができた」。20スイングで6発、場外弾は3発だ。同球場は98年オフにナゴヤドームと同じ両翼100メートル、中堅122メートルに拡張され、両翼後方には約20メートルの防球ネットを設置。それを軽々と越えた推定140メートル弾には球場職員も「(中日時代の)ブランコが左翼に場外弾を打ったことはあったけど、左中間は聞いたことがない」と驚いた。

 8月に月間新記録の18本塁打も、最近6試合は10四球で3戦連続ノーアーチ。過熱する取材攻勢にもストレスを感じており、最強助っ人は「早く記録を達成して、この状況を脱したい」と願った。

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2013年9月6日のニュース