原監督 攻めの采配裏目 坂本三盗失敗「勝負に行ったということ」

[ 2013年8月3日 06:00 ]

<巨・神>6回1死二塁、三盗失敗の坂本。左は新井良

セ・リーグ 巨人0-4阪神

(8月2日 東京D)
 攻撃的な采配は完全に裏目に出た。0―1の6回1死二塁、打席は4番・阿部。ここで巨人・原監督は初球に三盗を仕掛けたが、二塁走者・坂本の懸命なヘッドスライディングもアウトに終わった。

 「勝負に行ったということ。ベンチの判断?もちろん」。今季7度目の零敗を喫した指揮官はそう振り返った。スタンリッジの前に5回まで1安打。川相ヘッドコーチは「前から狙っていた。(スタンリッジは走者が)二塁に行くと足を上げることが多い」と説明したが、坂本は「いいスタートを切れたから行きましたけど、アウトになったらダメ。100%セーフにならないといけない」と悔やんだ。

 盗塁成功率はリーグ1位の・759。だが、1点を追う中盤の1死二塁、打者は4番で100%の成功が絶対条件である。3安打と沈黙した打線の打開策だったが、リスクは大きすぎた。連勝は6でストップ。3日から連勝ならマジックは4日に点灯する。しかし、阪神には東京ドームで5連敗となり、原監督は「そうですか。それは反省します」と険しい表情で会見を終えた。

 ▼巨人・阿部(6回の打席で坂本が三盗失敗)勇人(坂本)の盗塁は責められない。自分を含めてチャンスをつくれなかったからね。

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2013年8月3日のニュース