広島 花火大会だ1試合6発!統一級導入後両リーグ初の快挙

[ 2013年8月3日 06:00 ]

<ヤ・広>3回1死三塁、キラ(左)は逆転2ランを放ちルイスに迎えられる

セ・リーグ 広島13-5ヤクルト

(8月2日 神宮)
 少し早い神宮花火大会。弾丸ライナーあり、高々と舞い上がった一発あり、そしてランニング本塁打のおまけも付いた。スタンドの広島ファンは何度も夜空を見上げた。

 1試合6本塁打は、01年9月1日の巨人戦(広島)で7本塁打して以来、球団12年ぶり。野村監督も「ビッグイニングをつくれるようになってきたね」と目尻を下げた。

 驚弾を2発見舞ったのはキラだ。2点を追う3回に1点を返し、なお1死三塁。1ストライクから村中の145キロ直球を弾丸ライナーで右翼席中段まで運んだ。7号逆転2ラン。この回5点を奪うと、続く4回にも丸の9号ソロに続き、2者連続本塁打を再び右翼席に突き刺した。新加入後、17試合で8発の大砲は「いい場面で一発が出て良かった。村中は以前にも対戦しているので、持ち球も球筋も頭に入っていたよ」と声を弾ませた。

 4回はさらに2人の走者を置いて堂林が中堅右に6号3ランを叩き込む。球団タイ記録の1イニング3発&球団通算7500号。21歳は「届かないと思った。いい打球が打てた」とはにかんだ。

 そして再び丸だ。5回に中堅フェンス直撃の打球が外野を転々とする間に本塁まで駆け抜けた。ランニング本塁打で6年目にして初の2桁に到達し「最低目標だったのでうれしい」と喜んだ。

 7回には広瀬がとどめの7号ソロ。3番・丸、4番・キラがそろって2打席連続本塁打を放ち、今季最多タイの13得点でヤクルト投手陣を粉砕した。後半戦9試合のうち、2桁得点が早くも4度。3連勝で中日と並んで3位に浮上した野村監督は「キラが加わって、軸になってくれている」とあらためて本塁打の破壊力を実感していた。

 ▼広島・野村(5回を11安打5失点ながら6勝目)野手のみなさんに感謝です。

 ≪1試合6本塁打は統一球導入後両リーグ通じ初めて≫広島がヤクルト戦で6本塁打。1試合6本塁打は01年9月1日巨人戦(7本)以来球団12年ぶりで、統一球導入後の11年以降では両リーグを通じ初めて。また、4回の堂林の3ランで球団通算7500号に到達。巨人、西武、中日、ソフトバンク、オリックスに次ぐ6球団目。球団1号は50年3月16日中日戦で白石勝巳が打っている。

続きを表示

2013年8月3日のニュース