斎藤復活への新フォーム 無駄な動き省いて負担減少

[ 2013年4月23日 06:00 ]

 右肩痛からの復活を期し、2軍でリハビリ中の日本ハム斎藤が投球フォームの大改造に取り組んでいる。昨年まで右肩の後ろまで腕が大きく回るようなテークバックだったが、これを小さくした。

 「肩の状態も良くなっているし、投げ方も良くなっていると思う。投げ方の違いは(周囲が見ても)すぐに分かるぐらい違う」。昨年11月の日本シリーズで右肩関節唇を損傷。斎藤自身に手術に踏み切る意思はなく、痛みが出ない投げ方を模索してきた。トップの位置では右手がすぐ頭の隣にある。右肘は耳の横を通る。捕手が素早く二塁送球する際の動作に近い。

 右肩の負担を減らすためのフォームだが、斎藤は「痛いから小さくしたのではなく、無駄な動きを省いたら小さくなった」と説明する。今月からブルペンで立ち投げを始めた。「2月中はキャッチボールで痛かった。今は130キロぐらいの球を投げられている」。戦列復帰は夏場が有力となるが、「復帰のメドを決めるとそこに合わせてしまう。今の目標は今月中に捕手を座らせること」と話す。完全復活を目指し、近日中にも本格投球を再開させる。

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2013年4月23日のニュース