福留復帰1号は12回V弾 国内公式戦は2103日ぶり

[ 2013年4月6日 06:00 ]

<広・神>延長12回無死、福留が右越えに勝ち越しソロを放つ(投手・江草)

セ・リーグ 阪神7-6広島

(4月5日 マツダ)
 福留が笑った。待望の新天地1号が値千金の決勝アーチ。ヒーローインタビューでは「(試合が)長くて疲れました」と言ったが、勝利に貢献できた充実感が疲れを吹き飛ばした。

 「12回なんで思い切っていこうと思いました。何とかしたいという気持ち。気持ちだけ。開き直っていくしかなかった」

 12回先頭。カウント2―2から左腕・江草の139キロ速球を両膝を柔軟に使う独特の一振りでバットへ乗せ、右翼席へ運んだ。公式戦では、中日時代の07年7月3日の広島戦(福井)以来、2103日ぶりの一発だ。

 「その前に僕自身が決められるところで決められなかった」。2回までの0―5の劣勢をはね返し、同点に追いついた7回。なおも2死二塁で右飛に倒れた。9回には鳥谷に開幕7試合目でチーム初アーチが飛び出し、さらに無死一塁の場面で、左飛と凡退。前打席まで5打数無安打と、責任を感じていただけに「何でもいいので、とりあえず1本出て良かった」と胸をなで下ろした。

 細かい継投で1点リードの9回、今季から抑えに転向した久保を投入した時点で、残る投手は先発要員の能見だけ。その久保が4回、58球を投げきり勝利を得たが、引き分けでもダメージが残る試合だった。しかも、負ければ最下位転落という危機を救った福留を、和田監督も「凄いどころじゃない」と称えた。

 「ベンチ全体に追いついてやろうという強い気持ちがあった。引き分けと勝ちでは違う。意味がある」

 10年9月20日の楽天―ロッテ戦(Kスタ宮城)以来の5時間超えとなる5時間1分の乱戦を制した1勝。福留は明日へつながると信じている。

 ▼阪神・鳥谷 (9回に今季チーム初本塁打)速い球だったんで。しっかりついていけた。 

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