巨人 苦手吉見攻略の理由は「続きの谷繁」に勝ったから

[ 2013年4月6日 07:18 ]

<巨・中>大勢の女性ファンの前でガッツポーズする(左から)矢野、ボウカー、ホールトン

セ・リーグ 巨人7-2中日

(4月5日 東京D)
 巨人は5日、中日戦で3本塁打で昨季から4連敗中だった天敵の相手エース・吉見を攻略した。1分けを挟んで開幕5連勝。リーグ連覇に向け、早くも独走態勢を固めつつある。

 吉見は昨年19試合の登板で被本塁打5、対巨人戦も1本塁打を許しただけだった。それが1試合3発。球界随一の制球力を誇る投手に対して、際どいコースは捨て、甘い球を逃さずに狙う意識が徹底していた。

 捕手・谷繁攻略でもあった。「続きの谷繁」と呼ばれ同じ球種を続ける傾向が高い。長野の本塁打は135キロの外角直球の後の同じ直球系の132キロのシュート。ボウカーも初球から2球続いた外角のフォークボールを叩いた。

 昨年から野手陣は個別でミーティングを実施。細かな対策は打者によって違う。だが長野は「谷繁さんが見ているかもしれないのでそこは言えないです」とし、橋上戦略コーチは「谷繁との勝負に勝ったのか」と問われ「そうですね」とうなずいた。

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2013年4月6日のニュース