リベラ339日ぶり復活Sにイチ万感「景色が凄くいい」

[ 2013年4月6日 06:00 ]

<ヤンキース・レッドソックス>復活したマリアノ・リベラとタッチを交わすイチロー

ア・リーグ ヤンキース4-2レッドソックス

(4月4日 ニューヨーク)
 ヤンキースの「生ける伝説」が帰ってきた。4―1の9回、登場曲が流れた時点で本拠地のファンは総立ち。今季限りでの引退を表明しているリベラは1失点しても表情一つ変えず、最後のアウトを見逃し三振で奪った。「長い道のりだった。いろんな感情が湧き起こったが、試合を締めくくるには(感情を)抑えないといけない」。

 右膝じん帯断裂から復帰した歴代最多セーブの43歳が、昨年4月30日オリオールズ戦以来339日ぶりの609セーブ目をマーク。ヤンキースもレッドソックスを下し、開幕3試合目で今季初勝利となった。

 現役最多勝左腕のペティットが8回1失点で246勝目。83歳コンビのリレーだ。これには昨年7月に移籍したイチローも、右翼からリベラの姿を初めて見守り、「セット(ポジション)で投げるから、僕にははっきりと(背番号)42が見える。その景色が凄くいい」と話した。

 自身は日米を通じて初の6番スタメンで3打数無安打。打順については「いろいろ起こりますから、ここは」と淡々と話した。この日ばかりは、大きなピースを一つ取り戻したチームの勝利を喜んだ。

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2013年4月6日のニュース