賢介「まさかの雪」…アリゾナ28年ぶりキャンプ地大騒ぎ

[ 2013年2月22日 06:00 ]

雪に覆われたアリゾナ州のダイヤモンドバックスのキャンプ球場、ソルトリバー・フィールズの左翼芝生席で、そり遊びをする球団職員(ダイヤモンドバックス提供)

 多くの日本人メジャーリーガーがキャンプを行っているアリゾナ州が20日(日本時間21日)、異常気象に見舞われた。州都フェニックスは85年12月以来、28年ぶりの積雪を記録。年間を通じて温暖な気候で知られる同地だが、各球団は大幅な練習メニューの短縮や変更を強いられた。

 名物のサボテンが綿帽子をかぶった。前日まで最高気温20度前後を記録していた砂漠気候のキャンプ地が雪景色に。カリフォルニア州北部で発生した爆弾低気圧が南西に移動し、アリゾナ州の中心部を直撃したのだ。

 昨年まで日本ハムでプレーし、ジャイアンツのスコッツデール・キャンプに招待選手として参加している田中も仰天だ。「アリゾナでまさかの雪降ってる」と自身のツイッターで実況中継。午前中の雪に変わる前の雨により、練習が屋内での1時間で終了した。

 数時間後。同じスコッツデールでキャンプを張るダイヤモンドバックスの球場は真っ白に覆われた。球団職員たちは雪遊び。それもそのはずで、隣接するフェニックスで積雪を記録したのは、1898年以来、過去8回しかなく、1985年12月11日が最後だった。

 この日のフェニックス周辺は朝から冷たい雨が降り続き、のちに雪とひょうに見舞われた。最大積雪量は約5センチ。同地でキャンプを張るアスレチックスは全体練習を中止し、中島は軽めの練習後にクラブハウスで同僚とトランプに興じた。突然の寒波は、選手たちにつかの間の休息を与えた。

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