大府 野球部員が暴力 後輩の顔殴り骨折

[ 2013年2月22日 10:04 ]

 高校野球の強豪、愛知県大府市の県立大府高野球部で、2年の部員が1年の部員の顔を殴り、頬の骨を折る約1週間のけがをさせていたことが22日、同校への取材で分かった。高野連から口頭で厳重注意を受けたという。

 同校によると、2年生部員は1月27日午後7時ごろ、練習後のグラウンドで1年生の左頬を素手で殴った。殴られた部員の父親が監督に相談し発覚した。同校は部員らから聞き取り調査し、2年生部員は自宅謹慎の処分を受け、既に1年生に謝罪したという。

 暴行発覚後、野球部は活動を休止した。酒井洋子教頭は「常習的ないじめなどはなく、上級生の指導に行き過ぎがあったのが原因。これを受けて指導の在り方を見直し、改善されれば、練習の再開につなげたい」と話している。

 同校は春夏合わせて7回甲子園に出場。OBに元巨人の槙原寛己氏、元阪神の赤星憲広氏らがいる。

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2013年2月22日のニュース