大谷 1軍昇格 投手コーチ球質は余裕で1軍レベル」

[ 2013年2月22日 06:42 ]

フリー打撃に登板した大谷

 日本ハムの二刀流ルーキー、大谷翔平投手(18=花巻東)が21日、沖縄県国頭村(くにがみそん)で行われている2軍キャンプで初めてフリー打撃に登板した。

 練習後には1軍昇格が正式発表され、同日夜に1軍キャンプ地の名護に移動した。ブルペンで26球の肩慣らしを行ってもグラウンドでは打者の準備が始まっておらず思わず立ち往生するなど初々しさは相変わらずだが、マウンドに立つと圧倒的な存在感と威圧感。今後、プロとして戦っていくのにこれ以上ない武器だ。もちろん課題も多い。45球中21球がボール球と制球には苦しんだ。それでも加藤2軍投手コーチは「スライダーかカーブ、一つストライクの入る球ができればそう簡単には打者に当てられない。球質は余裕で1軍レベル」と言った。

 練習中に西2軍監督から22日からの1軍昇格を告げられた。練習後には慌ただしくタクシーに乗り込み名護へ移動。チーム宿舎では侍ジャパンの最終メンバーに選ばれた中田が14日まで使用していた部屋を割り当てられた。

 「1軍に上がれたので力になりたいし、札幌に行けるようにしたい。見て学ぶことも多い」。舞台を移して、18歳の挑戦は続く。

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2013年2月22日のニュース