“持ってる男”ボウカー ジ軍時代に藪と仲が良く親日家に

[ 2012年10月28日 06:00 ]

<巨・日>4回2死一、二塁、右越えに3ランを放ち、長野(手前左)らと喜びのパフォーマンスをする巨人・ボウカー

日本シリーズ第1戦 巨人8―1日本ハム

(10月27日 東京D)
 巨人・ボウカーは「持っている男」である。ジャイアンツ時代、メジャーデビューとなった08年4月12日のカージナルス戦で3ラン。続く出場2試合目でも本塁打を放ち、ジ軍史上初のデビューから2戦連発を記録した。同年に111試合に出場し、10本塁打。あのバリー・ボンズの後継者ともいわれた。

 親日家でもある。ジ軍時代にチームメートだった藪恵壹(阪神2軍投手コーチ)と仲が良かったこともあり、今春キャンプでもウナギ、すき焼きなど日本の食文化にも積極的に挑戦した。趣味は「野球」でモットーは「全力プレー」という助っ人は、長野らともすぐに打ち解けた。チームメートのマシソンは「シーズン中、彼は自分に重圧をかけすぎていた。3打数無安打の翌日は3安打しないと、とかね。でも今は“1日1本出ればいい”と割り切っている」と好調を分析。「日本一になったら一緒に、盛大にお祝いしたいよ」と自分のことのように喜んでいた。

 ◆ジョン・ボウカー 1983年7月8日、米カリフォルニア州サクラメント生まれの29歳。カリフォルニア州のリオ・アメリカーノ高では野球、アメリカンフットボール、バスケットボールと3競技をプレー。カリフォルニア州立大ロングビーチ校から04年ドラフト3巡目でジャイアンツ入団。パイレーツ、フィリーズを経て今年1月に巨人と1年契約を結んだ。1メートル88、86キロ。左投げ左打ち。

 ≪助っ人ラミ以来≫8番のボウカー(巨)がシリーズ1号3ランと2点適時打で5打点の大暴れ。巨人の外国人の本塁打は09年第4戦のラミレス(現DeNA)以来。来日1年目では51年与那嶺、76年ライト、83年クルーズ、94年コトーに次ぎ5人目だが、デビュー戦ではボウカーが初。また、シリーズの1試合5打点以上は63年柴田(巨)、04年カブレラ(西)の6打点を筆頭に史上6人目。第1戦が初めてなら、下位打線でもボウカーが初めてだ。

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