連続零敗で崖っ縁 主軸不振のタイガース

[ 2012年10月28日 16:17 ]

ワールドシリーズ第3戦 タイガース0―2ジャイアンツ

(10月27日 デトロイト)
 タイガースが2試合連続の零敗で崖っ縁に追い込まれた。

 強力打線が拙攻続きだった。初回は1死一、二塁でフィルダーが二ゴロ併殺打に倒れ、先制機を逃した。2点を追う3回も1死一、二塁でベリーが二ゴロ併殺打。5回は1死満塁としたがベリーが空振り三振、カブレラが遊飛に倒れた。6回以降は無安打だった。

 この3試合で三冠王カブレラは打率2割2分2厘、4番フィルダーは打率1割と不振が続く。中軸が機能せず、投手戦に持ち込んでも勝てない。

 試合後、カブレラは報道陣を避けるように足早に球場を去った。フィルダーは「言い訳はしない。最後まで諦めずに戦う」と悲壮感を漂わせた。

 ワールドシリーズで勝ちなしの3敗から逆転優勝したチームはない。リーランド監督は「4連勝は考えない。とにかく1勝だ」と必死だった。(共同)

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2012年10月28日のニュース