2安打完封!大阪・小久保が母校花咲徳栄に貫禄勝ち

[ 2012年10月28日 10:39 ]

2安打完封勝利の大阪・小久保志乃

第2回女子野球ジャパンカップ第2日 大阪ブレイビーハニーズ4―0花咲徳栄高

(10月27日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは27日、わかさスタジアム京都で第2回女子野球ジャパンカップの2日目第1試合を行い、大阪ブレイビーハニーズが4―0で花咲徳栄高校を下した。

 大阪の小久保志乃が先輩の貫録を見せつけた。母校の花咲徳栄高校との対決で先発マウンドに上がると、わずか2安打で完封。準決勝出場一番乗りとなった。大阪は初回1死からこの日3安打した2番碇が左前打で出塁すると、4番小西美加の中越え三塁打で先制。その後も相手のミスにつけ込むなど、着実に加点していった。一方の花咲徳栄は、来季女子プロ野球入りする4番石塚がきっちり中前打を放ち、アピールした。

 ▼大阪・小久保志乃投手の話 母校との対決は本当にすごく楽しかったです。調子はあまり良くなかったんですけど、捕手の美穂子がすごく良いリードで、テンポ良く投げれたので楽しかったです。本当は四球を出したくなかったんですけど、最後の2死から緊張してしまってちょっと格好悪かったんですけど、最後アウトに取れたんで良かったです。監督の阿部先生にもいいところを見せられたのかなと思うんで良かったです。次はバットでも活躍したいと思います。

 ▼大阪・碇美穂子捕手の話 3安打ですが、後期シーズンはちょっと打撃の調子を落としていたので、どうしたら元に戻るのかなと思って自分の良かった時の写真を見て、思い出したかなという感じです。昨日はちょっと不甲斐ない試合をしてしまったので、このままではキャプテンとしてもチームとしても良くないなと思ったんで、今日は絶対勝ちたいと思って打ちました。私は女子野球が本当に大好きで、本当に女子野球がもっともっと大きくなってほしいんで、こういう大会が開かれることに感謝してますし、高校生から大学、クラブチームまでみんなで頑張っていけたらなと思います。

 ▼花咲徳栄高・石塚ちづる内野手の話 高校生はもっとがむしゃらにボールを追い掛けるべきなのに、それが出来ていなかった。積極的に行かなければならないのに、行けなかったのはプロ選手を意識し過ぎたのかなと思う。小久保選手とは中学の時に一緒にプレーしていたので、ヒットが打ててうれしかった。プロになったら、元気があって頼られる選手になりたい。とにかくフルスイングをしていきたい。

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2012年10月28日のニュース