京都 頼りはやっぱり三浦伊織 「甘い球を逃さず」3安打

[ 2012年10月28日 10:51 ]

3安打1打点2得点の京都・三浦伊織

第2回女子野球ジャパンカップ第2日 京都アストドリームス8―1埼玉栄高

(10月27日 わかさスタジアム京都)
 日本女子プロ野球リーグは27日、わかさスタジアム京都で第2回女子野球ジャパンカップの2日目第3試合を行い、京都アストドリームスが8―1で埼玉栄高校を下した。

 さすが首位打者という打撃で京都を準決勝に押し上げた。初回2死から3番三浦伊織は左前打で出塁。直後に盗塁を決めると、4番大倉の中前打で先制ホームを踏んだ。3回には、2番早田、3番三浦の連打後に5番宮原の左中間2点二塁打で加点。続く4回も9番田中の右越え二塁打を皮切りに、自身3安打猛打賞となる三浦、そして大倉の連打などでダメ押しの3点を奪った。埼玉栄は、京都先発・宮原の前にわずか3安打と沈黙。来季に女子プロ野球入りする三原と楢岡もプロの壁の前に苦しんだ。

 ▼京都・宮原臣佳投手の話 完ぺきな内容ではなかったと思います。とりあえず、打たせて取って次の試合にいい流れで持っていけるようにと思って投げました。甘く来る球には常にフルスイングで来るという埼玉栄だったんで、こっちも負けじと抑えにいってやるという強い気持ちで投げました。3打点ですが、後期になかなか打ててなかったんで、このジャパンカップでしっかり貢献できるように甘い球を逃さず打っていきました。

 ▼京都・三浦伊織外野手の話 やっぱり先取点が大事だと思って、ツーアウトだったんですけど自分がヒットで出て返してもらおうと思って打ちました。好調の要因はわかりませんけど、甘い球を逃さないようにと思って打席に入ってます。みんな打てばどんどんつながっていく打線なんで、頼もしいです。

 ▼埼玉栄高・三原遥内野手の話 緊張していたけど、自分のプレーができて良かった。ヒットも打ててとてもうれしかった。振り返ってみても、プロには完敗です。全く手が出ていなかった。去年と同様にプロを倒して、連勝する準備はできていたのでとても悔しかった。めったに打てない長打が打てたので個人的には良かったと思う。来年、プロに入るときは、この経験を生かし、目標の川端友紀選手や厚ヶ瀬美姫選手のような選手になりたいです。

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