長野の先頭弾を沢村守った「チーム一丸となって勝てた」

[ 2012年10月28日 21:34 ]

試合後のヒーローインタビューで、「あさっても勝つ」と宣言する巨人・沢村。左は長野

日本シリーズ第2戦 巨人1―0日本ハム

(10月28日 東京D)
 大量8点を奪った第1戦とは打って変わって、巨人は初回の1点を守りきる展開。打の立役者は初回先頭打者弾を放った長野。4球目のシュートを右方向へ運ぶと最前列へ。「完璧でした」と自画自賛の一発が決勝打となった。

 投げては8回まで0点に抑えた沢村だ。CSで復活した勢いそのままに初体験の日本シリーズでも好投。「やるしかないので、腹くくってなげました」の言葉通り、丁寧、かつ力で押す投球で日本ハム打線をねじ伏せた。圧巻だったのは8回。決め球すべて直球で三者連続空振り三振を奪った。

 守備にも助けられた。3回には糸井の三塁線を抜けるかという当たりを村田がダイビングキャッチ。4回1死一塁の場面では中前に落ちる打球を長野の素早い処理で一走を二塁封殺し、珍しい中前ゴロに抑えた。沢村は「チーム一丸となって勝てた試合なんじゃないかなと思います」と攻守がかみ合っての勝利だったことを強調した。

 移動日をはさんで30日からは敵地・札幌ドームで戦う。沢村は「あさっても勝つ!」とホームのファンへ力強く宣言した。

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