杉内 CS登板を回避…左肩違和感、27日開幕日本S目指す

[ 2012年10月16日 06:00 ]

左肩違和感のためCS登板を回避することになった巨人・杉内

 左肩違和感を訴えていた巨人の杉内が、17日から始まるCSファイナルステージでの登板を回避することになった。東京ドームでの練習後「最善を尽くしてやっていく」と淡々と話したが、チームのCS突破を信じ27日に開幕する日本シリーズを目指して調整を進める。

 この日の練習では、投内連係が始まると投手陣の輪から外れ、内藤トレーニングコーチと根津トレーナーを相手に軽めのキャッチボールを繰り返した。原監督は「一生懸命、コンディションを上げる部分で戦っているはずです」となかなかコンディションが上がらない杉内の思いを代弁した。

 杉内の回避により、ファイナルSでは、初戦の内海、2戦目のホールトンに続き3、4戦目は沢村、宮国が起用されることが濃厚となった。シーズン終盤に調子を落としていた沢村だが、13日の練習試合・韓国LG戦(サンマリン)に先発し、4回1安打無失点と好投。「しっかり調整して調子を維持したい」という宮国も4戦目の先発へ向け、やる気をみなぎらせた。

 さらにチームは「先発5人体制」を敷く。マシソンの復帰で中継ぎ陣の層が厚くなったこともあり、ロングリリーフで起用する方針だったゴンザレスか小山のうち、どちらかを先発に回す方針だ。杉内の離脱という大きなハンデを背負ったが、投手陣全体でその穴をカバーする。

続きを表示

2012年10月16日のニュース