広島 外れ1位に152キロ右腕、NTT西日本・増田

[ 2012年10月16日 06:00 ]

広島が外れ1位候補にリストアップしたNTT西日本・増田達至投手

 広島のスカウト会議が15日、広島市南区の球団事務所で開かれ、NTT西日本のMAX152キロ右腕・増田達至投手(24)が外れ1位指名候補に急浮上した。1位指名は東都リーグで通算35勝、400奪三振をマークした亜大・東浜巨投手(22)が最有力ながら、3~4球団の競合は必至。先発ローテーション入りと中継ぎ…いずれも可能な増田に白羽の矢が立った。

 ドラフト会議が10日後に迫り、より具体的な名前が浮上してきた。亜大・東浜をはじめ、花巻東・大谷翔平、大阪桐蔭・藤浪晋太郎、東福岡・森雄大の4投手が候補に挙がる1位指名。現状は東浜が最有力だが、最終決定には至っておらず、しかも競合必至ときた。

 そこで重要になるのが外れ1位候補をどう絞り込むか…だ。「今回は1位候補(の逸材が)が少ない。(抽選クジが)外れた時にどういう戦略を練るかが勝負」。球団首脳は言う。「外れ1位候補は即戦力。できれば投手が望ましい。投手は何人いてもいいから」

 今回急浮上したNTT西日本の増田は、MAX152キロを誇る右の本格派。高校、大学(兵庫・柳学園~福井工大)時代は無名だったが、社会人1年目から先発で台頭。今季はストッパーとして夏の都市対抗野球大会出場に貢献した。

 プロ野球経験者の佐々木誠監督をして「直球の力はズバ抜けている」と言わしめる球威が武器だけに、中継ぎ陣の強化を課題とする広島の補強ポイントに合致する。球団首脳は「両サイド、低めへの制球がいい。ローテーションの6、7番目に入れそう」とも。魅力的な人材に違いない。

 一方の1位指名は亜大・東浜が最有力候補だ。最速152キロの直球と多彩な変化球を武器に、東都リーグで歴代4位タイの通算35勝、リーグ史上2人目の通算400奪三振をマークした右腕。来季勝負を懸ける野村監督も、即戦力の先発候補を推しているという。

 ただ、苑田スカウト部長が「3~4球団は(1位で)来ると思う」と言う通り、競合は避けられないのがネック。花巻東・大谷がメジャーを志望した場合は、東浜への指名球団が増える可能性もある。綿密にシミュレーションしながら、ドラフト前日24日の会議で最終決定する方針だ。

 外れ1位候補にはこの他、今春の東都リーグで首位打者に輝いた駒大・白崎浩之内野手(22)が挙がる。地元広陵出身の明大・上本崇司内野手(22)も上位での指名を予定している。

 ◇増田 達至(ますだ・たつし)1988年(昭63)4月23日、兵庫県洲本市出身。由良小4年から野球を始め遊撃手、捕手。由良中では軟式野球部に所属し、3年時から投手。柳学園では1年夏から背番号15でベンチ入り。同秋からエース。3年夏は県大会2回戦で加古川西に敗れる。福井工大では1年春からベンチ入りし、4年春にベストナイン獲得。NTT西日本では1年目から台頭し、今年は抑えとして都市対抗出場に貢献。50メートル走6秒3、遠投100メートル。最速152キロ。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。

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