復帰戦飾った川上「勝利の味、忘れていた 格別にうれしい」 

[ 2012年9月15日 17:26 ]

6回裏2死、天谷を三振に仕留めてガッツポーズの川上

セ・リーグ 中日1―0広島

(9月15日 マツダ)
 約5カ月半ぶりに2勝目を挙げた中日先発の川上は「(勝利の味は)ほんとに忘れているというか…。それでもこの時期の勝利は格別に嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。

 今季、日本球界に復帰したが、けがで思うような投球ができず、ファームでの調整が続いた。先発も7月27日以来50日ぶり。それでも直球の最速は146キロをマーク。6回1安打とブランクを感じさせない完ぺきな投球に、川上は「谷繁さんがうまくリードしてくれた」とベテラン捕手に感謝。チームに明るい材料をもたらした。試合前、権藤投手コーチに「試合を壊してもいい。自分はこれだけできるんだとあかしてみろ」とハッパを掛けられたことも背中を押した。

 残り試合は15。「チーム一丸となって、もう一度頑張っていきたい」。まだ続く、日本シリーズへの戦いに頼もしい男が帰ってきた。

 ▽高木監督(川上に)「みんな最後で、必死になりだしたのかね」

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2012年9月15日のニュース