CS譲らん!森岡、V打で連夜のヒーローだ!

[ 2012年9月15日 22:12 ]

8回、勝ち越し三塁打を放ち、ベンチに向けてポーズをとるヤクルト・森岡

セ・リーグ ヤクルト6―3DeNA

(9月15日 神宮)
 取られても取られても追いついた。3位のヤクルトは15日、最下位のDeNAと対戦。4回、6回と2度リードを許す展開だったがすぐさま同点とし、8回に3点を勝ち越して逆転勝利。同日に敗れたCS出場権を争う4位・広島とのゲーム差を2に広げた。

 4回に1点先制を許したヤクルトはその裏ミレッジの21号ソロで同点。この一発で流れをものにしたかと思われたが、先発の石川が要所を締められず6回に2点勝ち越された。それでも、その裏1死二、三塁の好機で代打・福地がレフトフェンス直撃の適時二塁打。「芯に当たったんで外野に行くとは思った。チャンスの場面で使ってもらってるんで、必死にやってます」と19年目のベテランの一振りで再度同点とした。

 3―3のまま迎えた8回。試合を決めたのは前夜のヒーローだった。6回から途中出場の森岡が1死二塁で打席へ。「欲を出すと結果が出ないタイプなので、次につなごうという思いでいました」とカウント3―2からの6球目、低目のフォークをすくいあげ、決勝の適時三塁打。前日も同点ソロを放つなど乗りに乗っているヒーローはお立ち台で「帰りの車、気をつけて帰ります」とおどけてみせた。

 連夜の逆転勝利で借金も完済目前の2。17日からは広島と3連戦も控えており「直接対決もあるのでのでしっかりと」(福地)、「一日一日を大切にやりたい」(森岡)と奢らず。連日の森岡の活躍に、小川監督も「いい働きをしてくれている」と目を細めていた。

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2012年9月15日のニュース