イチ　攻めの姿勢で四球ゲット「打ちにいくよ、そりゃ」

＜ヤンキース・オリオールズ＞逆転勝利でナインとタッチを交わすヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース４―３オリオールズ

（9月1日 ヤンキース）
　ヤンキースが１日（日本時間２日）、逆転勝ちでオリオールズとの首位攻防３連戦を１勝１敗のタイに戻し、再び３ゲーム差に引き離した。

　イチローも逆転劇に貢献した。７回に１点差に迫り、なおも２死一、三塁で３ボール１ストライクから球を見極めて四球で出塁。「打ちにいくよ、そりゃ。振るという気持ちがない（という）のがしてはいけないこと」と話したように打席での積極的な姿勢が相手投手をひるませた。ジーターが同点の押し出し四球を選び、さらに遊ゴロ失策で勝ち越し。二塁走者のイチローは「打球は僕だけ見えないので何が起こっているか分からなかった」と目を丸くした。

　中堅手のグランダーソンが右太腿の張りを訴えて交代し、イチローは５回から中堅に回った。今後も中堅手の出場機会は増えることが予想されるが「ショートをやれって言われているわけじゃないので」とイチロー。優勝争いの中でフル回転する覚悟はできている。