一時騒然…キーマンの阿部 担架退場も「走って帰るよ」

[ 2012年9月3日 06:00 ]

<巨・D>8回1死一、三塁、筒香の一ゴロで三走・金城と交錯した巨人・阿部は担架で退場

セ・リーグ 巨人2-1DeNA

(9月2日 東京D)
 巨人・阿部慎之助捕手(33)が2日、DeNA19回戦(東京ドーム)の8回に本塁のクロスプレーで左膝を打撲し、途中交代した。

 8回1死一、三塁。筒香のゴロを一塁手・大田が本塁送球。本塁上でブロックする阿部と滑り込んできた三塁走者の金城が激しく交錯した。苦悶(くもん)の表情のまま立ち上がることができず、担架で運ばれベンチに下がった。一時は球場は騒然とした雰囲気に包まれたが、交代後はアイシング治療を施しただけで、病院に行くこともなかった。試合後、阿部は自力で歩行し「結構痛かったけど、今は落ち着いてきた。全然大丈夫。走って帰るよ」と冗談まじりに軽症を強調した。

 4日以降の出場について、原監督は「思ったほどに悪くなかったと認識している」。岡崎ヘッドコーチも「何も問題ない。あさって(4日)の試合から出ます」とした。阿部は今季ここまで全112試合に出場し、打率・315、20本塁打、79打点で、打率、打点のリーグ2冠となっている。

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2012年9月3日のニュース