新人王の沢村 「頭一つ二つ抜けなきゃいけないと…」

[ 2011年11月30日 17:30 ]

セ・リーグの新人王に選ばれ、記者会見する巨人の沢村

 新人で唯一、2桁勝利を達成した巨人の沢村が、順当に新人王に選出された。「一生に一度の賞。光栄に思う」と喜びを語った。

 即戦力候補として注目されたが、昨年のドラフト会議では巨人が単独で1位指名した。1年目から評判通りの力を発揮し「スカウトの方が正しかったことを証明するためにも、頭一つ二つ、抜けなきゃいけないと思っていた。求められているものが違うんだと、自分に言い聞かせてきた」と、強烈な自負を口にした。

 力強い速球はプロでも通用した。スライダー、フォークボールの切れも一級品で、リーグ3位の174奪三振をマーク。打線の援護に恵まれず、一時は6勝11敗と黒星が先行したが、終盤に5連勝して五分に戻した。

 昨年の新人王、長野は今季、首位打者を獲得した。沢村も来季は主力としての働きが求められる。「僕も2年、3年と成績を重ねていけるように、頑張っていきたい」と決意をにじませた。

続きを表示

2011年11月30日のニュース