“離島甲子園”決勝は雨天ノーゲームで両チーム優勝

[ 2011年8月21日 12:20 ]

 全国の離島から球児が集まる「全国離島交流中学生野球大会」(離島甲子園)の決勝が21日、瀬戸内海の生名島(愛媛県上島町)であった。上島町と沖縄県久米島町の中学校のそれぞれの合同チームが対戦したが、3回裏の途中で雨のため中止、両チーム優勝になった。

 朝から雨模様で時間を遅らせて試合が始まったが、一回裏に雨が強くなり一時中断。再開したものの0対0のまま3回裏に再び雨脚が強まり、審判が中止を決めた。

 大会の提唱者で、全国の離島を回って野球指導をしている元プロ野球ロッテの村田兆治さん(61)は「選手のやりたいという気持ちを考えると、3回まででもできてよかった」と話した。

 離島甲子園は、対外試合の難しい離島の中学球児に交流の機会をつくろうと2008年に始まり、4回目の今年は過去最多の19チームが参加。

 会場では、被災した宮城県気仙沼市の大島にある大島中野球部への募金と寄せ書きを集めた。

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2011年8月21日のニュース