杉内、力投も無念…「先に点を取られたら負け」

[ 2011年8月21日 06:00 ]

<ソ・楽>8回2点を取られ汗をふきながら引き上げる杉内

パ・リーグ ソフトバンク1―2楽天

(8月20日 ヤフーD)
 ソフトバンクの杉内は思わず天を仰いだ。8回2死二塁で、124キロチェンジアップを牧田に捉えられた。ライナー性の打球は、左翼・松中が差し出したグラブの数十センチ上を越えていった。

 「マー君もかなりいいピッチングをしていたから、先に点を取られたら負け」。気持ちをうまく切り替えられないまま、続く聖沢には初球スライダーを中前適時打された。6回2死まで無安打ながら、8回に2失点し4敗目。田中とは08年10月7日(Kスタ宮城)以来、3年ぶり4度目の対決で0勝3敗となった。

 次回登板予定は27日の楽天戦(Kスタ宮城)で、田中との再戦が有力。「その時、頑張ります」。杉内は短い言葉にエースの意地とプライドを込めた。

 ▼ソフトバンク・秋山監督(杉内は)良かった。9回は、ああいう粘りができればいい。あした(21日)につながるよ。

 ▼ソフトバンク・カブレラ(9回2死一、二塁で、田中からチーム28イニングぶり得点となる中前適時打)田中は手ごわい投手。悪いところはほとんどなかった。

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2011年8月21日のニュース